Challenges
Datasets
Workspaces
Papers
Discussions
Leaderboard
Log inSign up
Challenges
Datasets
Workspaces
Papers
Discussions
Leaderboard
Blog
Job Board
Q3AS

© 2026 Aqora Quantum S.A.S.

TermsPrivacyLegal Notice

ダイヤモンド量子トランスデューサの開発

山本萌生, 佐藤清貴, 吉岡 正揮, 黒川穂高, 関口雄平, 鎌田幹也, 羽中田祥司, 国井昌樹, 岳正 玉貫, 石田悟己, 松清秀次, ポンセンナタチャック, Masao Nishioka, 池尙玟, 秀夫 大槻, Kimura Kosuke, 竹中 康太, 小野田 忍, 馬場俊彦, 岩本敏, 小坂英男

Published Jul 3, 2026• 0 citations
OpenAlex

Abstract

本研究では、超伝導量子コンピュータと光量子ネットワークを接続するためのダイヤモンド量子トランスデューサの開発を行った。量子情報を担うマイクロ波信号を長距離伝送に適した光信号へ変換することを目的とし、ダイヤモンドオプトメカニカル結晶(OMC)を用いたマイクロ波-フォノン-光変換方式を提案した。ダイヤモンドは広いバンドギャップを有し、発熱の少ない低雑音動作が期待できる。本研究では、マイクロ波共振器と光導波路を集積したチップを作製するとともに、NV中心と光共振器の結合による発光増強や、SiV中心を用いたマイクロ波駆動フォノン生成を実証した。これらの成果は、高効率かつ低雑音な量子周波数変換デバイスの実現に向けた重要な基盤技術となる。

Related papers

シリコンG中心を用いた超伝導光量子トランスデューサの検討

権田 陸真, 上牧 瑛, 伊藤 大輔 +10 more

超伝導量子回路を用いた量子ネットワークの実現には、各量子ノードで扱われるマイクロ波量子状態を、低損失に伝送可能な通信波長帯の光量子状態へと変換する量子トランスデューサ(QT)が不可欠である。シリコンオプトメカニカル結晶(Si-OMC)は、成熟した微細加工技術を背景に機械振動を介したマイクロ波-光QTとして有望であり、近年ではSi-OMCに統合可能な酸化膜上シリコン中で通信帯発光を示すG中心の光学特性も報告されている。そこで我々は、Si-OMC の機械モードとG中心の歪み結合、およびG中心と光共振器モードとの光学結合を利用し、高効率かつ低雑音なQTの実現を目指している。

•Sep 14, 2026•0 citations

量子インターフェースの実現に向けたダイヤモンドオプトメカニカル結晶の評価

山本萌生, 佐藤清貴, 黒川穂高 +10 more

我々のグループでは、超伝導量子コンピュータ間の光接続実現に向けた取り組みの一歩として、色中心を含むダイヤモンドオプトメカニカル結晶(OMC)の作製に成功した。更にダイヤモンドOMCを温度変化させることで共振周波数を調整し、色中心とOMCの共振周波数が一致したときに発光が増強されることを確認した。本講演では、発光増強と共振器-色中心結合の関連や低温におけるOMCと色中心の評価の詳細について述べる予定である。

•Sep 18, 2024•0 citations

ノイズスペクトロスコピーによるダイヤモンド量子メモリ周辺の環境ノイズ推定

木村 晃介, 忍 小野田, Shunsuke Daimon +9 more

NVセンターの位相緩和を制御することは、ダイヤモンド量子メモリ応用において重要である。本研究では、有機化合イオン注入で形成した多量子レジスタの位相緩和を引き起こす環境ノイズについて、ノイズスペクトロスコピーにて推定した。さらに、位相緩和の影響についてセンシング感度を指標に評価した。

•Mar 5, 2025•0 citations

量子欠陥スピンを⽤いた全光型量⼦センシングの理論

大門 俊介, 針井 一哉, 平⽯秀徳 +4 more

本研究では、全光型量子センシングの感度向上を目指し、固体欠陥の蛍光プロセスを理論的側面から解析した。シリコンカーバイド中のシリコン空孔欠陥を対象とし、欠陥近傍に局在した電子がつくる多体電子状態のエネルギー準位に対して、レーザー励起および緩和による軌道遷移に加え、外部磁場によるスピン状態の変化をシミュレートすることで、実験結果をよく再現するモデルの構築に成功した。マイクロ波によるスピン操作がない場合でも内因的な相互作用によりスピン状態が混成し、蛍光強度が変化することを明らかにした。

•Sep 9, 2026•0 citations

フォトニック結晶中のダイヤモンド窒素空孔中心の光学特性の評価

佐藤清貴, 黒川穂高, 寺地 徳之 +10 more

本研究では、ダイヤモンドフォトニック結晶を利用した量子トランスデューサの開発の第一段階として、フォトニック結晶中のアンサンブル NV 中心の光学特性評価を行った。レーザー照射により共振周波数をシフトさせ、共振周波数と NV 中心のゼロフォノン線(ZPL)が一致する点で発光効率が 9 倍に増大すること並びに緩和時間の変化を確認した。緩和時間の変化 か ら NV 中 心 の デ バ イ ワ ラ ー 因 子0.02~0.03 を考慮して求めたパーセル因子は最大で 8 程度と発光量の変化とおおよそ一致した。講演では、上記の結果に加え、現在予定している単一 NV での測定結果なども報告したい。

•Sep 16, 2024•0 citations

照射温度制御によるNVナノダイヤモンドの特性最適化と生体量子センシングへの展開

H Abe, 佐伯 誠一, 神長 輝一 +3 more

窒素空孔中心(NVセンター)を含む蛍光ナノダイヤモンド(FNDs)は、長いスピン緩和時間をはじめとする独自の量子特性を有しており、量子センシングや高感度な生体計測を可能にする。特に、NVセンターを有するナノダイヤモンドは、生体現象によって誘起される磁気・電気信号を検出できる量子バイオセンサとして有望な候補である。このような用途には、高い蛍光強度やスピンコヒーレンスのみならず、高い光検出磁気共鳴(ODMR)コントラスト、コロイド分散性、均一な粒径、および一貫した形態も求められる。 本研究では、高温(HT)照射および室温(RT)照射の2つの照射モードを用いて、電子線照射温度条件がNDsの蛍光強度、ODMRコントラスト、およびNVセンター濃度に与える影響と電子線量との相関を詳細に調査した。平均粒径50 nmのナノダイヤモンドに2 MeVの電子線をHT・RT各条件で照射し、それぞれの後処理を経てFNDsを合成した。HT照射では照射中の欠陥拡散が促進されてNVセンターが直接形成されるため照射後アニーリングが不要であるが、RT照射ではNVセンター形成のために従来の照射後アニーリングが必要である。両条件に同一の熱処理パラメータを適用した後、表面グラファイト層を除去するために空気酸化を施した。フォトルミネッセンス(PL)・電子スピン共鳴(ESR)・ODMR測定により蛍光強度・NV⁻濃度・dipコントラストをそれぞれ評価した結果、HT照射FNDsはRT照射と比べ蛍光強度およびODMRコントラストがともに約10%高いことが明らかとなった。これらの知見は、細胞システムにおける高感度・リアルタイムイメージングに代表される生体量子センシング用途向けの高機能FNDs作製において、HT照射が優位であることを裏付けるものであり、より高性能なFNDs実現に向けた最適照射条件の設計に重要な指針を与える。

•May 27, 2026•0 citations
本研究では、超伝導量子コンピュータと光量子ネットワークを接続するためのダイヤモンド量子トランスデューサの開発を行った。量子情報を担うマイクロ波信号を長距離伝送に適した光信号へ変換することを目的とし、ダイヤモンドオプトメカニカル結晶(OMC)を用いたマイクロ波-フォノン-光変換方式を提案した。ダイヤモンドは広いバンドギャップを有し、発熱の少ない低雑音動作が期待できる。本研究では、マイクロ波共振器と光導波路を集積したチップを作製するとともに、NV中心と光共振器の結合による発光増強や、SiV中心を用いたマイクロ波駆動フォノン生成を実証した。これらの成果は、高効率かつ低雑音な量子周波数変換デバイスの実現に向けた重要な基盤技術となる。
超伝導量子回路を用いた量子ネットワークの実現には、各量子ノードで扱われるマイクロ波量子状態を、低損失に伝送可能な通信波長帯の光量子状態へと変換する量子トランスデューサ(QT)が不可欠である。シリコンオプトメカニカル結晶(Si-OMC)は、成熟した微細加工技術を背景に機械振動を介したマイクロ波-光QTとして有望であり、近年ではSi-OMCに統合可能な酸化膜上シリコン中で通信帯発光を示すG中心の光学特性も報告されている。そこで我々は、Si-OMC の機械モードとG中心の歪み結合、およびG中心と光共振器モードとの光学結合を利用し、高効率かつ低雑音なQTの実現を目指している。
我々のグループでは、超伝導量子コンピュータ間の光接続実現に向けた取り組みの一歩として、色中心を含むダイヤモンドオプトメカニカル結晶(OMC)の作製に成功した。更にダイヤモンドOMCを温度変化させることで共振周波数を調整し、色中心とOMCの共振周波数が一致したときに発光が増強されることを確認した。本講演では、発光増強と共振器-色中心結合の関連や低温におけるOMCと色中心の評価の詳細について述べる予定である。
本研究では、全光型量子センシングの感度向上を目指し、固体欠陥の蛍光プロセスを理論的側面から解析した。シリコンカーバイド中のシリコン空孔欠陥を対象とし、欠陥近傍に局在した電子がつくる多体電子状態のエネルギー準位に対して、レーザー励起および緩和による軌道遷移に加え、外部磁場によるスピン状態の変化をシミュレートすることで、実験結果をよく再現するモデルの構築に成功した。マイクロ波によるスピン操作がない場合でも内因的な相互作用によりスピン状態が混成し、蛍光強度が変化することを明らかにした。
本研究では、ダイヤモンドフォトニック結晶を利用した量子トランスデューサの開発の第一段階として、フォトニック結晶中のアンサンブル NV 中心の光学特性評価を行った。レーザー照射により共振周波数をシフトさせ、共振周波数と NV 中心のゼロフォノン線(ZPL)が一致する点で発光効率が 9 倍に増大すること並びに緩和時間の変化を確認した。緩和時間の変化 か ら NV 中 心 の デ バ イ ワ ラ ー 因 子0.02~0.03 を考慮して求めたパーセル因子は最大で 8 程度と発光量の変化とおおよそ一致した。講演では、上記の結果に加え、現在予定している単一 NV での測定結果なども報告したい。
窒素空孔中心(NVセンター)を含む蛍光ナノダイヤモンド(FNDs)は、長いスピン緩和時間をはじめとする独自の量子特性を有しており、量子センシングや高感度な生体計測を可能にする。特に、NVセンターを有するナノダイヤモンドは、生体現象によって誘起される磁気・電気信号を検出できる量子バイオセンサとして有望な候補である。このような用途には、高い蛍光強度やスピンコヒーレンスのみならず、高い光検出磁気共鳴(ODMR)コントラスト、コロイド分散性、均一な粒径、および一貫した形態も求められる。 本研究では、高温(HT)照射および室温(RT)照射の2つの照射モードを用いて、電子線照射温度条件がNDsの蛍光強度、ODMRコントラスト、およびNVセンター濃度に与える影響と電子線量との相関を詳細に調査した。平均粒径50 nmのナノダイヤモンドに2 MeVの電子線をHT・RT各条件で照射し、それぞれの後処理を経てFNDsを合成した。HT照射では照射中の欠陥拡散が促進されてNVセンターが直接形成されるため照射後アニーリングが不要であるが、RT照射ではNVセンター形成のために従来の照射後アニーリングが必要である。両条件に同一の熱処理パラメータを適用した後、表面グラファイト層を除去するために空気酸化を施した。フォトルミネッセンス(PL)・電子スピン共鳴(ESR)・ODMR測定により蛍光強度・NV⁻濃度・dipコントラストをそれぞれ評価した結果、HT照射FNDsはRT照射と比べ蛍光強度およびODMRコントラストがともに約10%高いことが明らかとなった。これらの知見は、細胞システムにおける高感度・リアルタイムイメージングに代表される生体量子センシング用途向けの高機能FNDs作製において、HT照射が優位であることを裏付けるものであり、より高性能なFNDs実現に向けた最適照射条件の設計に重要な指針を与える。