高温におけるS=1/2交替鎖の非自明な動力学(基礎物理学研究所短期研究会「量子効果が顕著な役割を果たす磁性現象の新展開」,研究会報告)
Isao Sawada
Abstract
激しい熱撹乱にさらされるスピン系の動力学は、熱力学とは異なり、決して自明ではない。高温におけるS=1/2交替鎖の緩和過程に、J_ をスピンペアーの反強磁性的交換積分として、J_ と2J_ の良い散逸エネルギーを見出した。このモードはsingletからtripletへの局所的な一重、二重励起に対応する。極めて短距離のスピン相関が、わずかながらに生き残っていると思われる。