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量子スピン系におけるカイラル対称性の破れ(基礎物理学研究所短期研究会「量子効果が顕著な役割を果たす磁性現象の新展開」,研究会報告)

Makoto Kaburagi, Hikaru Kawamura, Toshiya Hikihara

Published Sep 20, 1999• 0 citations
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Abstract

競合量子スピン系における新しい秩序相「カイラル相」の存在を確認したので、その結果を報告する。対象とした系は、反強磁性的第2近接までの相互作用を持つS=1/2および1量子スピン鎖(XY、ハイゼンベルグ模型)で、その秩序状態を数値的厳密対角化および密度行列繰り込み群によって調べた。その結果、「カイラル相」、即ち、カイラリテイk_i=S^x_iS^y_-S^y_iS^x_が長距離秩序となり、パリティを破る相がS=1XY領域で出現すること、そのカイラル相には、ギャップのある相(ギャップドカイラル相)とない相(ギャップレスカイラル相)が存在すること、S=1ハイゼンベルグ領域およびS=1/2ではカイラル相は出現しないこと、等が明らかになった。

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