11.古典ハイゼンベルグ模型の計算機実験(臨界現象,研究会報告)
Hiroshi Betsuyaku
Abstract
計算機実験は"理論的実験"ともいえる手法で,すでにいくつかの問題に適用されて成功をおさめている。この方法によって得られた結果は,解析的な方法で求められた結果に対しで"実験データ"を与えるし,また実験事実に対しては"理論的結果"を与えるものと考えることができる。その精度は主として計算機の使用時間に依存しているので,今後高速大型電子計算機が使用可能となるに従って重要性が増加することが予想される。ここではノヽイゼンベルグ型の相互作用をもつ3次元および2次元古典スピン系について,Watsonによるモンテカルロ法を用いて相転移の様相を調べた結果について報告する。