生産研究
特集2 : 研究解説 : 量子細線の電気抵抗の温度依存性 : 朝永・ラティンジャー液体の不純物散乱
秀敏 福山, 良演 白崎, 浩 河野
Abstract
1次元電子系においては相互作用が本質的な役割を果し,フェルミ液体は安定ではなく朝永・ラティンジャー液体となることが理論的に明らかにされてから久しい.最近の微細構造作成技術の進歩はこの理論的知見を現実の系において検討し新しい可能性を探求することを可能にした1).本稿ではこの1次元電子系の多体効果の問題を電気抵抗の温度依存性という観点から調べる.