8. スクイズドチャネルの情報伝送効率について(第9回『非平衡系の統計物理』シンポジウム,研究会報告)
T. Sato, N. Watanabe, M. Ohya
Abstract
従来の通信過程は,人・出力系,雑音・損失系にコヒーレント状態を用いたチャネルによって構成されている.最近では,コヒーレント状態をさらに応用した,スクィズド状態を用いた通信の研究が盛んになっている.スクィズド状態を用いた通信の伝送効率は,スクィジングの効果を高めるほど,従来のコヒーレント状態を用いた通信の伝送効率に比べ飛躍的に良くなることが知られている.本稿では,スクィズド状態を用いた量子チャネルのモデルとなるスクィズドチャネルを定義し,このチャネルにおける情報伝送の効率を,相互エントロピー,または量子通信路容量を用いて計算する.