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物性研究

量子情報の21世紀(第9回『非平衡系の統計物理』シンポジウム,研究会報告)

雅則 大矢

Published Feb 20, 2002• 0 citations
OpenAlex

Abstract

は じめに 量子情報理論 は,確率論 をベース としたシャノン流の古典 的 な情報理論 では扱 え ない量子状態 な どを用 いた情報の表現 と通信 を取 り扱 う理論 である.この量子情報 理論 の基礎 となるのが,新 しい確率論 である量子確率論 と量子 エ ン トロピー論 であ る.

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は じめに 量子情報理論 は,確率論 をベース としたシャノン流の古典 的 な情報理論 では扱 え ない量子状態 な どを用 いた情報の表現 と通信 を取 り扱 う理論 である.この量子情報 理論 の基礎 となるのが,新 しい確率論 である量子確率論 と量子 エ ン トロピー論 であ る.
従来の通信過程は,人・出力系,雑音・損失系にコヒーレント状態を用いたチャネルによって構成されている.最近では,コヒーレント状態をさらに応用した,スクィズド状態を用いた通信の研究が盛んになっている.スクィズド状態を用いた通信の伝送効率は,スクィジングの効果を高めるほど,従来のコヒーレント状態を用いた通信の伝送効率に比べ飛躍的に良くなることが知られている.本稿では,スクィズド状態を用いた量子チャネルのモデルとなるスクィズドチャネルを定義し,このチャネルにおける情報伝送の効率を,相互エントロピー,または量子通信路容量を用いて計算する.