情動知覚判断における量子ゼノン効果の検討
Rintaro Morikawa, 賢太郎 玉木, 山田 真希子
Abstract
認知科学領域において連続的な意思決定が信念更新を抑制することが報告されており,高頻度の測定が量子状態の遷移を阻害する量子ゼノン効果のモデルにより説明されている。しかし,このモデルがどのような認知処理にまで適応可能であるのかは明らかではない。本研究では知覚・情動認知の処理を要する表情判断課題においてゼノン効果を検討したところ,判断の繰り返しが信念更新を促進することが示され,表情判断では反ゼノ効果が生じる可能性が示唆された。