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多電子系の動力学と新しい素励起描像(第45回物性若手夏の学校(2000年度)(その1),講義ノート)

Yoshio Kuramoto

Published Dec 20, 2000• 0 citations
OpenAlex

Abstract

今までの物性物理学は,自由電子ガスモデルに代表されるように,電子間の相互作用効果を弱いものと考えて発展してきた。この考え方が多くの場合に正当であることは,半導体や金属のバンド理論の成功によって立証されてきた。しかし1980年代以降,分数量子ホール効果に代表されるように,電子間の相互作用が本質的に重要になる現象が複数の分野で見出され,相互作用効果を摂動諭によらずに,(しかもできるだけ直感的に)理解する必要性が認識されてきた。私見によれば,この必要性に応えるのが新しい素励起描像である。この講義では,電子が多数集まることによってはじめて生ずる性質を,具体的な現象をとりあげて説明し,それを理解するための理論的基礎について講義する。

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今までの物性物理学は,自由電子ガスモデルに代表されるように,電子間の相互作用効果を弱いものと考えて発展してきた。この考え方が多くの場合に正当であることは,半導体や金属のバンド理論の成功によって立証されてきた。しかし1980年代以降,分数量子ホール効果に代表されるように,電子間の相互作用が本質的に重要になる現象が複数の分野で見出され,相互作用効果を摂動諭によらずに,(しかもできるだけ直感的に)理解する必要性が認識されてきた。私見によれば,この必要性に応えるのが新しい素励起描像である。この講義では,電子が多数集まることによってはじめて生ずる性質を,具体的な現象をとりあげて説明し,それを理解するための理論的基礎について講義する。
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