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日本物理学会講演概要集

30pWJ-6 サイトによらない行列積型ベクトルの再構成法

泰啓 日永田, 智弘 笹本

Published Mar 6, 2003• 0 citations
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サイ トあた りⅣ 状態を取 り得る 1 次元確率過程模型 ( 以後、「 1 次元 Ⅳ 状態確率過程模型」と呼 ぶ) 回 には、厳密な 「 ( サイ トによらない) 行列積型定常状態ベク トル」( ma t r i x -p r o d u c t s t a t i o n a r y s t a t e ; 以下では MPS Sと略す)【 2 】 を持つ ものがある。 このタイプの定常状態 を使 うと、カ レン ト や相関関数を比較的簡単に、しかも厳密に求めることが可能 となる。この時、q直交多項式の理論 が役立つ事 も明 らかにされている [ 3 , 4 , 5 ] 。最近では、MPS Sが非平衡統計力学での 「 自由エネル ギー」 の計算 [ 6 ] にも用 いられた。 行列積型ベク トルそのものは、あちこちに現れる。確率過程模型での最初の発見 [ 7 】 よ りも先 に、( 行列積型基底状態ベク トルとして) 量子スピン模型で発見されてお り、 基底状態での厳密な物 理量の計算を可能 としていた 【 8 】 。 その後に登場 した密度行列 くりこみ群 の方法 ( De n s i t yMa t r i x Re n o r ma l i z a t i o nGr o u p ; DMRG と略される事が多い) [ 9 ] においては、 近似的な行列横型ベク ト ルが重要な役割 を果た している事が明 らかにされている ( DMRG の高次元模型への拡張 [ 1 0 】 にお いては、行列積をテンソル積へ と拡張 したものが用いられる事 もある) 。 話を厳密な MPS Sに戻すと、 1 次元 Ⅳ 状態確率過程模型の厳密な MPS Sをシステマティック に求める方法は明 らかでなか った。 これ故 に、厳密な MPS Sは ごく少数知 られているに過 ぎな い。システマティックに求める上での、数値的なヒン トを得る方法は P e s c h e lとⅠ く a u l k eらによっ て与え られていた t l l い 彼等は DMRG における密度行列のスペク トラムを観察することが厳密な MPS Sを数値的に発見するのに重要だとだけ主張 していた。我々は彼等の主張について考え、ま ず数値的な厳密解 を構成する方法を作 った。そ して数式処理の助けも借 りると厳密解を求めるこ ともできることに気付き、さらに方法を少 し見通 しよ くできることが分か った。本稿で述べるの は、その厳密解 を求める方法である。 本研究の目的は MPS Sをシステマティックに求める方法を明らかにすることである。現在 まで

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