物性研究
A note on(spin) coherent state path integral
絢也 柴田
Abstract
物性研究 7 0 -6 ( 1 9 9 8 -9 ) 修士論文 ( 1 9 9 7 年度) An o t eo n( s p i n ) .c o h e r e n t s t a t ep a t hi n t e g r a l 東北大学大学院理学研究科 物理学専攻 柴田 絢也 Ab s t r a c t 時間に関しての連続形式における( s p i n ) c o h e I ・ e n t S t a t e P a t hi n t e g r a l の問題点を詳細に談論する.一貫 して牡散形式で具体的な問題を、 s t a t i o n a r ya c t i o na p p r o x i ma t i o mの方法によって解 くことにより、連 続形式における問題点を解決する。さらにK l a l l d e rの e項に関しての考察により、揺らぎの積分が今ま での連続形式では、間違った答えを導出してしまうことを指摘する。 1 I n t r o d u c t i o n 現在 、経路積分 は様 々-な分野で用 い られている。今後、その傾向は変わ らないであろ う。その理 由 と して は、物理 的 な措像 が直観的 に理解 しやすい点や、新 たな近似計算 の可能性 を内包 してい る とい う点であ る。経路積分 に よって計算 を進めてい く為 に最 も用 い られている手法は、停留位相近似 ( s t a t i o n a l ・ yp h a s e a p p r o x i ma t i o n )と呼 ばれる方法である。量子力学的遷移捌 苗もしくは分配関数 を求める際 に、最 も寄与す る経路 を求め、その まわ りの揺 らぎを積分する方法である.一般に経路積分 として用い られているのは、位 相空 間経路積分 【 1 1 (F e y n ma n 経路積分 [ 2 】) ,コヒー レン ト状態経路積分 【 1 】 【 3 】 ,ス ピンコヒー レン ト経路 積分 【 3 】 【 4 】 【 5 】の 3つ を挙げ ることがで きるだろ う 1 。特 に S CS P Iは凝縮系物理で非常 に多 く用 い られて お り【 6 ト 最近注 目されている メソスコピック ( me s o s c o p i c ) 磁性体 における巨視的量子現象 ( M礼 c r o s c o p i c Qu a nt u mP h e n o me n a )を理論的 に解析す る上で 、欠かせ ない手法である 【 7 】 。 これ らは一般 に良 く用 い ら れる連続形式 で書 くと、次の ように表わ される。 位相空間経路積分 ・ q F r e -i h T ・ q I , -/ psD q D p e x p( uTd t { p ( 棚 , -a( p ( i ) , q ( i , , } )・ ( 1 , コヒ-レン ト状態経路積分 〈 E F , e 一 去 h T r E I , -/ csD e De b p() -H( p ( i ) , q ( i ) ) 〉 ) ・ ( 5 , この ように、連続形式では変数 を連続変数 として扱い、最 も積分 に寄与する経路 を微分方程式 によって 求める。 しか し、( S ) CS P Iに関 して、もともと離散変数 だった変数 を連続変数 として用いる為の指標 は経 路積分 を導出す る際 に存在 しない。 しか し、Kl a u d e rの処方築 【 3 】を用 いるこ とに より、P S P I (F e y n ma n p I)と同様 の議論 を行 うことがで きると、Ⅸl a u d e rは述べているo現在では ( S ) CS P Iに関す る El a ud e rの 論文は様 々な論文 に引用 されてお り、連続形式 における ( S ) CS P Iは、もはや公式化 した感があるo しか し、 連続形式