最適化手法に基づく誤り訂正符号の復号アルゴリズムについて
正 和田山
Abstract
月 28 日;改訂 8 月 28 日;採択 9 月 5 日) 要 旨 近年,線形計画法などの連続最適化に基づく誤り訂正符号の復号法が登場し,符号理論研究 者の注目を集めている.本稿では,著者の提案する内点法に基づく LDPC 符号 (Low-Density Parity-Check 符号) の復号法の概要とその特徴を紹介する.この復号法 (内点復号法) は,LDPC 符号の復号問題を凸計画問題として定式化し,バリア関数に基づく主パス追跡内点法により近 似的にその凸計画問題を高速に解く,という考え方に基づいて構成されている.本復号アルゴ リズムは,線形ベクトル通信路の範疇に入る定常無記憶通信路,シンボル間干渉通信路,MIMO 通信路,マルチプルアクセス通信路など様々な通信路に適用が可能であり,幅広い応用が期待 されている. キーワード: 内点法,凸計画問題,低密度パリティ検査符号. 1. 緒言