競合量子スピン鎖におけるLifshitz温度(基礎物理学研究所短期研究会「量子効果が顕著な役割を果たす磁性現象の新展開」,研究会報告)
Isao Harada, Ishii, Fumihiko, Aoyama, Yoshio
競合する交換相互作用をもつ1次元量子スピン鎖の熱力学的特徴は,静的スピン構造因子の温度変化に端的に現れることを,量子転送行列法を用いて示す.即ち,静的スピン構造因子は波数q_0で最大値を取るが,q_0はLifshitz温度と呼ばれる温度で整合値πからずれ出し,温度上昇と共にπ/2に漸近する.私達は,このような特徴がスピン-パイエルス物質として知られているCuGeO_3において,観測可能であることを示す.
•Sep 20, 1999•0 citations